・手指痛
手や指の痛みは、外傷・使いすぎ・加齢・関節の病気・神経の圧迫など多くの原因が考えられます。以下は代表的な原因です。
1.関節の病気
・変形性関節症(へバーデン結節・ブシャール結節)
閉経後の女性に多く見られ、指の関節が変形し痛みを伴います。
・関節リウマチ
自己免疫により関節が炎症を起こす病気で、朝のこわばりと痛みが特徴です。
・痛風・偽痛風
尿酸やカルシウム結晶が関節にたまり、激しい痛みを引き起こします。
2.腱・腱鞘の障害筋力低下など
・ばね指(腱鞘炎)
指を曲げ伸ばしするときに引っかかりや痛みが出る。使いすぎが原因のことも。
・ドゥケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
手首から親指にかけての腱の炎症で、親指側の痛みが特徴です。
3.神経の障害
・手根管症候群 :手首の神経が圧迫され、親指~薬指にかけてのしびれや痛みが生じます。
・肘部管症候群 :小指や薬指にしびれや痛みが出る。肘の神経が関係します。
・その他に首周囲の疾患が原因となる:頸椎症・ヘルニアによる神経の圧迫の場合もあります。
4.外傷
・日常生活やスポーツ、仕事中の事故などで手指に負荷がかかり、骨・関節・腱・靭帯・皮膚などが損傷される。